幼児教室子供の天国・脳実力を鍛える教室


脳科学の進歩により、詰め込み教育もゆとり教育も間違いだらけであることが近年明らかなっていました。
今、人材雇用は大企業が抱える深刻な問題の一つです。
折角入社したのに人間関係を結ぶ事が出来ずに、すぐに辞めてしまう人がかなり増えているのです。
そして忍耐力や常識の欠如が目立つのだと言うのです。
当然、大企業は学歴重視で雇用します。
しかし最近では常識がある人なのか、他人と上手くやっていける人なのかを非常に重視します。
履歴書を見る際、昔は左側の学歴欄を見ましたが、今は右側もよく見ています。
生徒会長をしていたのか?
部活動をしていたのか?
そして部長だったのか?
習い事を何年続けていたのか?
部活動をしていれば少なくも人間関係が築ける人だと判断できます。
運動部であれば忍耐力があると判断できます。
剣道2段、書道2段とあれば、年月を重ねて心身を鍛錬してきたと判断されます。
そして左側が空白であると不安を抱くのです。
部活動もせず、趣味も持たず、友達も作らず…。
勉強しかしていない学生を警戒するのです。
昔も今も学歴は忍耐と勤勉さの証であることに間違いはありません。
しかし勉強しか出来ない人は、会社では使い物にならないと大企業がそう言い始めたのです。
では使い物にならない人とはどう言う人なのでしょう!
言われないと気が付かない。
機転や融通が利かない。
自分の意見が無い。
自分の経験と結びつけて考えられない。
アイデアが出せない。
解り易く説明や案内が出来ない。
他人の気持ちが汲めない…。
これらは性格の問題と捉えられてきましたが、今は脳科学的に説明がつく時代となりました。
脳は男性型と女性型に分けられます。
脳が男性型の人は、元々物を収集したり分析したりすることが得意で、研究者に適しています。
機械いじりが得意であったりします。
そして反対に女性型の人はそれらが不得意の傾向があります。
しかし脳が女性型の人は、人と共感したり、他人とのコミュニケーションが得意です。
そして男性型の人はそれらが不得意の傾向があります。
男性で女性型の脳、女性で男性型の脳の人ももちろんいます。
男性であってもコミュニケーションが得意であったり、女性であっても研究が得意な人も大勢います。
男性と女性とでは物事を覚える手続きが違うと言われています。
男性は、脳に入力された経験をデータとして覚え、女性は感性として受け止めます。
実際に男性は合理的で女性は感情的です。
計算のテストをすると、成績に男女差は出ませんが、脳の使う部位が違います。
コミュニケーションが得意なためか、女性は右脳と左脳の脳幹が男性よりも太いのです。
大企業が嘆く使い物にならない人とは、実は脳の男性的特徴が強い人を差していたのです。
優秀な社員は人の気持ちを掴むのが上手く、初対面の人とすぐに打ち解け共通点を見つけ出し、契約をバンバン決めていきます。
その優秀さは脳の女性的能力から来ているのです。
ちなみに男性的特徴が極端な場合、アスペルガー症候群、自閉症、サヴァン症候群となります。
他人に全く関心が無く、共感したいという衝動も無く、ひたすら自分の関心事に没頭していきます。
年々発達障害、知的障害者の数は増える傾向にあります。
実は知的障害者が増えているのではなく、社会全体がこの傾向にあるのです。
言われないと気が付かない、他人の気持ちが汲めない人が増えているのでは無く、社会全体にその傾向が現れていると私どもは考えます。
男性型、女性型の傾向は遺伝によって決められてしまうものです。
しかしこの男性傾向、女性傾向への脳の発達は環境も影響していきます。
丸覚え、丸暗記ばかりしていくと、共感したり物事を関連付けて考える思考力が落ちて行きます。
実はここが最大の鍵です。
脳が記憶したものはどこに保存されているのでしょう。
それはニューロンと呼ばれる細胞です。
脳のニューロン細胞は膨大な記憶のデータベースです。
しかし膨大な記憶庫がそこにあっても、それぞれを関連づけたり、判断したりすることはそれだけでは出来ません。
それを結びつけるのがシナプスです。
シナプスはニューロンとニューロンを結び、記憶と記憶を結び付けています。
過去の記憶と照らし合わせて判断をしたり、意見をもったりするのはこのシナプス回路のお陰なのです。
このシナプスが結びつけるニューロンネットワークが豊富であるほど、記憶した知識を活用するため、判断力、想像力が豊富であると言えます。
シナプス回路は幼児期に爆発的に発達します。
幼児期に経験したことが大きく影響します。
出来るだけ考える経験が豊富なほどニューロンネットワークが豊富になると言われています。
ようするに幼児期の家庭環境、学校生活が大きく影響するのです。
しかし実際の家庭ではどうでしょう?
お母さんは子供に、あれは駄目これは駄目と答えづくしにしていませんか?
鉄棒は落ちると怪我をするからしては駄目と言うと子供は無機質にそれを暗記します。
しかし大事に至らない程度の高さの鉄棒から落ちて痛い思いをすれば、感情と経験を関連づけてニューロンネットワークが構築されます。
親の半数以上は子供に答えを教えまくっているのではないでしょうか?
疑問を持ち自分で解決して答えを得る経験をしないで大人になれば、自分の意見を持てない大人になるのは当然です。
どうしてだろう?ということが思い浮かばないからです。
そして学校ではどうでしょう?
生徒が正解を出さなければ、正解を教えます。
解き方だけを説明し、自分で答えを出すまで繰り返し見守るようなことはしません。
学校現場でも一人一人にそうしているわけにもいきません。
トライ&エラー、失敗からの達成からでしか生きた知恵は培われないのです。
痛い思いをしないで大人になる人が増えれば、犯罪が増えるのは当たり前です。
それをしたらどうなるか?ということが思い描けなくなるからです。
ですから私どもは、この生きた知恵を培うことを目的としています。
私どもは暗記力ばかりを追求する教育法は関心しません。
私どもは学習した知識を生きた知恵として実践する力を「脳実力」とは呼んでいます。
子供の天国とはその脳実力を鍛える教室なのです。


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