幼児教室子供の天国・発達障害の子供たちに出来ること


自閉症となる原因はすでに解明されています。
男性ホルモンの影響です。
男性は当然男性ホルモンが多い傾向があります。
この男性ホルモン、テストステロンが多量であることが、収集癖や論理的思考を好む男性性を司ると言われています。
これが極端となるとコミュニケーションの欠如の傾向が強くなり、収集癖や数字や本の世界に没頭する傾向が強くなります。
さらにテストステロン自身が胎児期に海馬を傷つけることがあります。
それにより海馬の損傷を伴っているケースがあります。
海馬は、五感から送られた情報を前頭葉に送る働きをします。
過去の経験と照らし合わせて、これが現実なのか妄想なのかを判断します。
海馬から送られた情報を前頭葉は鵜呑みにします。
海馬が現実と判断すれば、もうそれは前頭葉にとっては現実に起きた事と変わりがありません。
現在では総合失調症、つまり妄想や幻覚の原因は海馬の原因であるとされています。
子供の天国では、自閉症、アスペルガー症候群、知的障害、発達障害、ダウン症の子供それぞれに相応しい育成を実践してます。
そして両親に正しい理解をしてもらい、育成法を指導します。
まず、間違った理解を正す事が何よりも先です。
どうしたら良くなるかを考えるよりも先です。
良かれと思ってしていることが、マイナスであることはたくさんあります。
両親がどうせ出来ないと思ってやらせていないために、出来ないままになっていることもたくさんあります。
一番典型的な間違いは、遅れをとっているという不安から、なんでもかんでも詰め込もうとすることです。
自閉症の人は、脳の状態により、世界の認識の仕方がまちまちです。
男性傾向の度合いや、テストステロンによる海馬への影響により違います。
自閉症の場合、どの段階にあろうと自身の興味への没頭の傾向があるため、他人が話しかける言葉に興味を持ちません。
感情を伴わず、脳が無機質に言葉を認識するため、データとしては記憶はします。
しかし言葉が、社交的な意味合いを持つ重要なツールであること自体が理解出来ていないかもしれません。
その段階では様々な言葉を投げかけても、それは動物のうめき声のバリエーションのようにしか認識しません。
しかし両親は遅れを取り戻したいという思いで、次から次へと言葉を投げかけます。
焦りの激しさから、一言も話せないのに、英単語を教えようとしている両親もいました。
なんでもかんでも教えておけば、何かは身に付くだろう的なものは逆効果です。
パパとお父さんが同じということすら判らないのに、単語を教え込もうと無理をすれば当然嫌になります。
両親と目が合えば、得体の知れない音と羅列を教え込まれるかもしれないというと思うのです。
そして両親へ不信が募るようになってしまいます。
味方であるはずの両親が味方で無くなってしまうのです。
もしそれをしていたのであれば、子供はとても辛かったはずです。
なんのために覚えるのかを知らされずに、無理に覚えさせられるのは誰だって嫌なはずです。
まずは子供の心の痛みを知る事が先決です。
そして文章では誤解を招くので具体的には書きませんが、言葉を覚えたくなって使いたくなる気持ちを引き出していくことが先決となります。
会話は出来ないが、ものには名称があることを理解している。
単語で欲しいものを示したり、パパママがわかる。
そのような子供にある問題の一つに、無視行為があります。
無視行為には2つあります。
意図的に無視している場合と、返事が出来ない場合です。
自閉症の子供は、自分に言っているのは判っていても興味が無いと返事をしません。
無視により今後その人と気まずくなることの意味が判らないので、返事を返す理由が無いのです。
言っている意味が分かる証拠に、欲しいものをあげると言うと返事をします。
しかし海馬に異常がある場合は、呼びかけられた言葉が、判るかどうかもそうですが、それ以前に言われたことなのか、心で思ったことなのかすら判らない場合があります。
この場合は、無視をせずに返事をしたいと思っていても出来ないのです。
仮にこの様な子供は、日によって返事をしたり、しなかったりしたとします。
と言う事は、返事をして好意を示す気持ちはあるのに、出来ないでいる事が判ります。
聞こえているのに無視をする子供よりも、人と接しようという気持ちが強いのです。
このように子供の状態や傾向を正しく見抜かなければなりません。
とりあえず二つの例を挙げましたが、これはほんの一部です。
現在はインターネットで自分で調べられる時代なので、これらの情報を得ることは実は簡単です。
しかしそれらの記述は、あなたの子供に合わせて書いている分ではありません。
最終的には、複数のサイトを読み比べて、自分で判断しまとめなければなりません。
当然文章を読んだだけで、わかるものではありません。
所詮は机上の空論です。
結局実行しない限り何一つはっきりしません。
親子で面談をして、しばらく様子を見ないと判りません。
私もメールで「私の子供…なんですか、これは…なのでしょうか?」と質問されます。
しかし会わなければ何とも言えません。
このサイトには、子供の天国がどんな教室なのか、どんな授業をしているのかについては、かなり詳しく書いてあるはずです。
初めるにあたっての疑問や不安への回答は、必ずどこかに書いてあります。
体験レッスンがあるわけですし、これ以上はとにかく初めて見て下さいとしか言いようが無いのです。
仮にレッスンを始めたとします。
まずはじめに、上記に当てはまるような間違いをしていないかを見守ります。
そしてどうしてそれらが良く無いのか、ご両親に一つ一つを説明します。
こちらが間違いだと判断していることでも、ご両親には納得出来ない場合が当然出て来ます。
また私どもを全面的に信頼し、指示には全て従いたいと思ってはいても、今までして来たことを辞めるのには不安が伴います。
その場合は無理に従う必要はありません。
正しいと思った時にすれば良いです。
そして日々のレッスンの中、子供への理解を深め、何をしてあげられるのかを皆で見つけていきます。
指導をするまでもなく、私がやらせてみたらすぐに出来てしまったと言う事がよくあります。
家では一度も出来たことが無い事があっけなく出来てしまうのです。
ちょっとしたコツの問題であったり、人が変わっただけで出来てしまう場合があります。
文章では誤解を招くので具体的には書きませんが、それにはきちんとした理由があるのです。
演目や映画をじっと見ていられる。
トイレに1人で行ける。
これらもしばらくすると出来るようになることが良くあります。
かと思いきや、たった一つ理解が何年かかって出来ない場合もあります。
全てが順等に出来るようになるのではなく、バラバラに出来るようになっていきます。
どちらにせよ、こちらに来たことにより出来るようになることは間違え無く増えます。
そして全ての子供たちにピアノが弾けるように指導を試みます。
鍵盤をそれぞれの指でただ叩くだけでも、脳の発育には良いことは判っています。
1本指で叩いても良いのです。
さらにそれらは、ピアノの練習以上に様々な効果が相乗します。
1、2、3という数量感覚、ドレミファソラシドと上行、加算などの概念を、ピアノを通して伝えることが出来ます。
右と左もわかります。
鍵盤を叩いた瞬間、指から脳に刺激が伝わり、出した音を耳で聞きます。
この連動を地道に繰り返していくだけで、脳の記憶細胞であるニューロンに経験が記録されます。
理屈を越えて、音と指の刺激の連動から様々なものを感じていく世界が彼等にはあるのだと思います。
以降の自己発育にその経験の蓄積を生かしていくのです。
好きな歌があれば、それを単音で拾って弾けるようになることを目標にしても良いです。
絵本を見て、好きな音を出してみても良いです。
ピアノを通して色々なことをしていきます。
そうすることで脳の発育を培い、同時に楽しみ方を見つけていきます。
即興ピアノも弾けるように指導を試みます。
そしてピアノが好きになったのなら、ピアノを本格的に習うことも出来ます。
自閉症の場合、逆にピアノの取得が通常より遥かに優れる場合が多々あります。
社交性を想像することよりも、自分の没頭することを優先するため、ピアノなどの取得は実は得意なのです。
しかし機械的にピアノばかり弾いていれば社会性が育ちません。
観客の前で披露する機会を与えます。
幼児教室子供の天国|発達障害の子供たちに出来ること02
人が聴いて喜んでもらうと言う経験をすることにより、人間の感動を想像出来るように試みます。
当然それは大きな自信になります。
人から賞賛されることは、誰にとっても嬉しいのです。
拍手をされると、人の反応などおかまいなしの自閉症の子供が本当に嬉しそうにします。
私どもは発達障害の子供たちにこんな感じで指導をしています。
発達障害児理解躾コース


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