幼児教室子供の天国・学力クリニックの有効性


ここまで話して来た通り、講義形式には限界があります。
大学生ならばいいですが、社会危機感をまだ知らない子供に講義学習は向いていないのです。
たったその一回、その授業がわからなないままにしただけなのに、それ以降の授業の全てが解らなくなるからです。
特に算数はそうです。
足し算の繰り上がりが判らないのに、次に控える、かけ算、割り算、分数、少数、図形、グラフの問題は一問たりとも解くことが出来ません。
全ての問題は計算式を用いないと解けないからです。
もちろん正解する場合もあります。
しかしそれは繰り上がりが無かったり、指で数えたりすれば出来る問題に限られてしまうでしょう。
子供のテストを見せられた時、親は点数を見るのが普通だと思います。
仮にそれは算数であったとします。
しかし本当に見るべきなのは問題の間違え方なのです。
問題の解き方を完全に理解しているが、計算ミスが多過ぎてその点数なのか?
計算は正確ではあるが、半分以上の問題の解き方が解らなくてその点数なのか?
同じ点数でも質がまるで違います。
テストを見た時、親はこれを見抜けないといけません。
もっと頑張りなさい!と言っただけで放っておくと必ず後悔します。
重ねて記述しているように学校はそこまで一人一人を見ていられません。
計算ミスが多いのであれば、検算をする癖を徹底させれば、簡単に100点がとれるようになります。
解き方自体が解らないのであれば、親が教えるか、学校の先生に個別で質問するか、家庭教師をつけるかをして全て解けるようにするべきです。
点数が30点だろうが80点だろうが同じ事です。
例え80点でも、例えたった一問の間違えでも、解らないまま先に進むと、この先、その問題が解らないと解けない問題の全てが解けません。
逆に毎回返されたテストの間違えた問題を全て解けるようにしていれば、これも簡単に100点がとれるようになります。
そもそも小学生のテストは100点がとれるように出来ています。
要するに出来なかった問題を解らないままにせず、検算のコツを掴めば誰でも100点はとれるようになります。
(検算にもコツがあります。)
この癖がついていれば、この先中学、高校大学受験においてとてつもない財産になります。
これは学力挽回学習指導コースの生徒さんの話しです。
どうしてこの生徒は計算ミスばかりするのだろうと不思議に思い、洗いざらい学力クリニックをしました。
すると、繰り上がりを理解しておらず、指で数えていることが後でわかりました。
中学3年になって初めて判ったのです。
もしこれを小学1年生の時に、発見出来ていたらどうでしょう。
成績が上位でなくても、こんな劣等感にさ苛まされることは無かったはずです。
もしかしたら、算数が大好きになっていたかもしれません。
このように、とんでもない勘違いや馬鹿げた方法で問題を解いているということは、実は珍しくないのです。
あなたのお子さんがそうでない可能性はゼロではありません。
誰にだって自尊心はあります。
子供にも当然あります。
こんなことをしているのはおかしいと感じていながらも、自分からはなかなか言えないものです。
子供であればなおさらです。
自分でおかしなことをしていると自覚していない場合もあります。
計算とはそうするものだと自分でそう思い込むと、自己修正が出来ません。
他の人はどうしているのだろうと疑問を持ちません。
箸の持ち方を大人になって直した人ならよ~くわかると思います。
「どうしてこんなおかしな持ち方をしていたのだろう?」と思うのは直した後のはずです。
子供の天国で行うのこの学力クリニックはかなり有効です。
将来取り返しのつかなくなる弱点を確実に見つけ出し、優れた改善法提案し指導していきます。


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