幼児教室子供の天国・作詞作曲弾き語りレッスン


幼児教室子供の天国|作詞作曲弾き語りレッスン01
作詞作曲のような高度なことをどうして子供にやらせるのか?
それは子供の発想から産まれた詩節やフレーズは、心に残ることが多いからです。
実際に子供が閃いた一連なりの詩節が頭から離れないことがありました。
子供が閃いたフレーズを、思わず何度も口ずさんでしまったことは過去に何度もあります。
しかし子供はそれらをまとめ上げることが苦手です。
次々に良い詩節やフレーズが閃くのに、一つの歌や曲に、まとめることが出来ないのです。
歌として、あるいは曲をまとめる力は大人の方が遥かに優れています。
言うなれば作詞作曲とは、子供のような閃きと、大人のような編集能力の合作と言えます。
作詞家、作曲家の脳は、子供らしさと大人らしさが同居している脳だと言えるでしょう。
作曲家は2種類に分けられます。
心に残る、人の心を打つメロディーが創れる作曲家と、そうでない作曲家です。
曲としてまとめる力は当然あります。
それができなければ作曲家とは言えません。
つまりは、心に残るメロディーが閃くかどうかが全ての鍵を握っています。
つまりは、大人でありながら子供のような発想を持ち続けていることが、名曲を生む作曲家なのだと言えます。
子供に作詞作曲をやらせるはっきりした理由とはまさにここにあります。
メロディーのフレーズ、詩節を発想するセンスは、旬である子供のころに引き出す方が良いからです。
幼児教室子供の天国|作詞作曲弾き語りレッスン02
どんなに売れている作曲家でも、自分に才能が無いことを自覚している人がいます。
そういう人ほど、メロディーを捻り出す苦労をたくさんしています。
子供のような輝きのあるメロディーが、自分には閃かないことを良く知っているのです。
そして子供のころに戻れたらなあ、子供のような心でいればそれが出来るかもなあと思うものです。
だから子供の時にやってみるのです。
私はこの理由から、多くの人が作詞、作曲の創作センスが埋もれたまま大人になっているのではと考えます。
やらせてみたら出来るかも知れません。
もちろん子供の天国は、作詞作曲の英才教育が目的でありません。
しかし早いうちからその才能を引き出せるかもしれないのです。
たとえ音楽の道に進まなくても、それは子供の大きな自信になります。
また自分の心を音や文に表わせる人になります。
創造性を育むと言うことならば、これほど実としてはっきりしたやり方はなかなか無いでしょう。
本物の作詞作曲家になれる才能を本当に引き出しているのですから…。
ではどういう授業をするのかというと、子供にが発想したフレーズや詩節を、講師がリードして一曲の曲や歌に仕上げて行きます。
浮かんだフレーズをキーボードで音を確かめて譜面に書き留めさせます。
あるいは浮かんだ詩節や発想を、ノートに書き留めさせます。
普段口ずさんだり浮かんだ言葉を授業中に書いてもいいし、その場で考えても構いません。
考える時は寝そべってもよいし、題材を引き出すために持参した本を読んで良いし、ヒントを得るため他の生徒と話しても構いません。
当然、ただの遊びであったり、時間潰してしていれば判りますので、その場合は注意をします。
そうして出来たメロディーにその場でコードをつけて聴かせて、次の閃きの呼び水の役割を講師が努めます。
(どんなコードかは教えません。)
初歩の即興ピアノが弾けるようになっている生徒であれば、自分でコードを探させます。
行き詰まったら、実際の曲などでバリエーションを幾つか教えます。
さじ加減が難しいですが、聴かせた曲の印象で閃きがかき消されないようにします。
こうして曲の構成ABA、ABC、ABCAなどの展開構成も、トライ&エラーにより理解させていきます。
そしてメロディーにコードをつけさせます。
この流れで必然的にメロディーにコードが付けられる実力がついています。
音大で実際に授業でしているレベルになっています。
さらにピアノが弾けるのであれば、伴奏を付けさせます。
幼児教室子供の天国|作詞作曲弾き語りレッスン03
これが作詞であれば、書き留めた言葉やその詩を伝えたい思いやストーリーを文にしていきます。
実在の詩を例えに出すなどして、作曲同様に講師がリードして詩にまとめあげていきます。
そのまま作詞だけをしても良いし、詩に曲を付けても良いし、曲に詩を付けても良いです。
歌詞と曲を同時に創っても構いません。
作詞も作曲も興味が無い、チャレンジしたが面白く無いという生徒には、自分の好きな歌を題材に、コード、伴奏が付けられるように指導します。
弾き語りがしたいのであれば、それも指導します。
こうして、思い入れのある渾身の一曲のレパートリーが出来上がります。
誰の前で披露しても恥ずかしく無い作品です。
子供のこの時期に得た自信は一生の宝となります。

※授業は複数台のキーボードで行います。各自がヘッドフォンをするの音が混ざりません。
別スペースの防音スタジオ内にグランドピアノがありますので交代で弾きながら授業をします。